ココナッツがココアナッツだった頃──現在

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【回帰】2020年のココアナッツで、どうだ

勘違いが一般化し、2世紀にわたって“Cocoanut”と綴られてきた「ココナッツ」の話を書いてきた。
ココナッツがココアナッツだった頃──その①
ココナッツがココアナッツだった頃──その②
ココナッツがココアナッツだった頃──その③

その後、“Coconut”のスペルがすっかり定着し、“Cocoanut”だった昔がすっかり忘れさられつつある2020年。突然ノスタルジックな響きのビールが登場した。

その名も“Cocoanut Parabola”。

カリフォルニアのクラフトビールブルワリー“ファイヤーストーン(Fire Stone Walker Brewing Company)”の“Parabola”というビンテージシリーズ(インペリアルスタウトというアルコール度が高いビールをバーボン樽で1年熟成)から、2020年にリリースされた新顔だ。ラベルにははっきり“Cocoanut”と記載。

ファイヤーストーンウォーカーのサイトで確認してみたところ、こんな風に紹介されていた(猛烈に飲んでみたいけど、現在売り切れ中らしい。残念)。

EXOTIC VINTAGE VARIANT
Our legendary Parabola barrel‑aged stout infused with cocoa nibs and freshly toasted coconut.

https://www.firestonebeer.com/beer/cocoanut-parabola/

ココアニブとローストココナッツで風味づけされているようなので、“cocoanut”という綴りは、ノスタルジックさも狙いつつ、ココアとココナッツをかけたのかな?という気もしなくもないけど(十中八九そうだね)、文句なしにカッコいいし、味わいにも期待大。

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